確率論で値動きを予想。実は知らないボリンジャーバンド!

確率論で値動きを予想。実は知らないボリンジャーバンド!

FXトレードのテクニカル分析で基礎となるインジケーター。今回は数あるインジケーターの中でも『ボリンジャーバンド』について解説します。基本的な知識からトレードで使えるテクニックまでわかりやすく説明しています。

ボリンジャーバンドとは

ボリンジャーバンドとは、移動平均を表す線と、その上下に値動きの幅を示す線を加えた指標のことをいいます。1980年ころにジョン・ボリンジャー氏が考案した指標で、「価格の大半がこの帯(バンド)の中に収まる」という統計学を応用したテクニカル指標のひとつです。

 

ボリンジャーバンドの中心となっているのが移動平均線です。つまり、移動平均線からの乖離が大きくなり、行き過ぎた状態の時に高い場合は売り、安い場合は買いという逆張り投資によく使われます。FXトレードに最も使われているインジケーターの1つです。

これが、MT4でボリンジャーバンドを表示したものです。罫線分析ツールに、「Bollinger Bands」という項目があるはずです。

 

挿入時のパラメータは、標準では期間が20になっていますが、21にしても良いでしょう。この期間とは、移動平均線のことで、ボリンジャーバンドの中心線になります。偏差は1~3で3つ表示します。これが±1σ、±2σ、±3σを表します。

 

±2σまでにして5本で表示するか、±3σまでにして7本で表示するかのどちらかになります。※MT4で5本、7本表示するには偏差「1」「2」「3」でそれぞれ設定する必要があります。

 

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ボリンジャーバンドのσ(シグマ)とは

 

ボリンジャーバンドのσ(シグマ)とは標準偏差のことです。σや標準偏差と聞くと、難しく感じますが、価格がどれだけ動く可能性があるのかを表すのがσです。σは、レートがその中で動く目安になるラインです。全体の68%が±1σ内で動き、95%が±2σ内で動き、99%が±3σ内で動きます。

 

ボリバンの中心線は平均値で、平均に近いほど、そこに滞在する可能性が高くなりますので、2σ~3σに滞在する時間は多くありません。

 

バンドの±1σの範囲内に収まる確率・・・約68.3%

バンドの±2σの範囲内に収まる確率・・・約95.4%

バンドの±3σの範囲内に収まる確率・・・約99.7%

±2σを出る確率は5%ほどしかありませんので、異常値とも言えますが、異常値が続くこともあります。また、3σをはみ出る確率は1%もありませんが、3σにタッチする事は珍しくありません。

 

バンドの±2σの中に収まる確率が95%あり、±2σの外に出る確率が5%しかありませんので、ローソク足が±2σに当たったら、反発狙いで逆張りと考えたくなりますが、そんなに単純なものではありません。

 

ボリンジャーバンドの基本

 

レンジ相場では、逆張りで入り、レンジを抜けてトレンドが発生したら、トレンドに乗り順張りで入ります。トレンド発生時の初動で入れれば大きな利益が得られますが、当然ダマシもあるので、初心者の人は、中心線がトレンドの方を向くなど、トレンドの発生が明確化してから入っても良いと思います。

 

  1. ローソク足の実体が±2σを抜けたらトレンド発生
  2. ローソク足のヒゲが±2σを抜けただけの時はダマシの可能性あり
  3. ローソク足が±3σにタッチしたらトレンド発生
  4. レンジ相場では±2σ抜けや±3σタッチで逆張り
  5. バンドが収縮してきたら近いうちに強いトレンドが発生する可能性あり

トレンド発生時に順張りでエントリー

このように、+2σを超えた時や+3σにタッチした時に買いでエントリーします。強いトレンドが発生する時は、足の実体が3σを超えますので、超えた時点でエントリーしても良いですが、99.73%は3σの中で収まりますので、超えて確定する時はほとんどありません。

 

私の場合、買いの印をつけている地点で買いの意識をもち、下がってきたところでエントリーするということをしたりしています。

このように足の実体が-2σを飛び出たり、-3σにタッチした時には売りでエントリーします。買いも売りも基本的な考え方は同じです。トレンド発生時に順張りで乗っかるか、3σタッチ時に買われすぎや売られすぎと判断し逆張りで入る方法がありますが、FX初心者は順張りが良いでしょう。

※ボリンジャーバンドにもダマシがありますので注意(経験)が必要です。

 

レンジ相場はボリンジャーバンドの逆張りで稼ぐ

ボリンジャーバンドは、トレンド発生時に順張りでエントリーするのが基本ですが、もみ合い相場(レンジ相場)では、逆張り指標に使うこともできます。

ボリバンは値動きが激しい時には広がりますが、値動きが小さくもみ合っている時には、狭くなります。もみ合い相場では、2σや3σの範囲内で収まる可能性が高いので、2σを超えた時や、3σにタッチした時に逆張りで入るのが効果的です。

 

このように、下がったら買いでエントリーし、上がったら売りでエントリーし、買いと売りの両方で利益を得ます。-2σで買いで入り+2σで決済しつつ売りで入り、-2σで決済しつつ買いでエントリーするという流れになります。ただ、ミドルライン(移動平均線)で跳ね返されることもあるので、ミドルラインに足がタッチした所で利益確定しておくのが良いかもしれません。

 

逆張りできれいに何度も売買が決まることはまれですが、揉み合い相場の時に2σを超えた所で順張りで入ると、損切りを繰り返すことになります。

 

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まとめ

  1. ローソク足の実体が±2σを抜けたらトレンド発生
  2. ローソク足のヒゲが±2σを抜けただけの時はダマシの可能性あり
  3. ローソク足が±3σにタッチしたらトレンド発生
  4. レンジ相場では±2σ抜けや±3σタッチで逆張り
  5. バンドが収縮してきたら近いうちに強いトレンドが発生する可能性あり

ボリンジャーバンドは確立を重視したトレードに有効です。トレンド相場、レンジ相場をしっかりと見極め、ボリンジャーバンドを利用し、勝つことはそんなに難しいことではありません。今回の記事を参考にあなたに合ったボリンジャーバンドを使ったFX手法を見つけてみて下さい!

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