FXのトレードに取り組んでいると、ボラティリティ(volatility)という単語を頻繁に耳にすると思います。
こちらの記事では、ボラティリティについて考察していきます。
そのうえで、おすすめの通貨ペアを紹介いたします。
ボラティリティとは
ボラティリティとは値動きの大きさのことです。
ボラティリティが大きい=よく動く、ボラティリティが小さい=あまり動かない、
というような使い方をよくされています。
ボラティリティには「インプライドボラティリティ(IV)」と「ヒストリカルボラティリティ(HV)」があります。
IVは基本的にFXでは出番がありません(オプション取引から算出されます)。
ですので、FXで出てくるボラティリティとは基本「HV」だということを覚えておきましょう。
HVは過去のデータを基に算出されます。
通常%で表示され低ければ変動幅も低く、高ければ変動幅も高くなります。
FXは価格変動により利益を出すわけですから、ある程度以上ボラティリティがないと儲かりません。
裁量トレードでは、大きすぎるボラティリティは敬遠される傾向がありますが、
リピート系の連続発注では価格が想定レンジ内にある限り、ボラティリティが大きいほど利益が増えます。
通貨ペアによってボラティリティは違う
1日の平均変動幅(円) | 1日の平均移動率(%) | |
ドル円 | 0.96 | 0.96 |
豪ドル円 | 1.26 | 1.5 |
ユーロ円 | 1.5 | 1.17 |
ポンド円 | 1.98 | 1.25 |
NZドル円 | 1.1 | 1.55 |
カナダドル円 | 1.2 | 1.35 |
一般的なイメージ通り、ドル円の変動はおとなしめで、
上記の6通貨ペアの中では変動幅が一番小さいです。逆に、「殺人通貨ペア」の異名を取るポンド円は、
さすがの変動幅で1日平均で約2円動いています。
ここでは、価格に対しての変動幅の割合を変動率と呼びます。
ポンド円が160円のときの変動幅1.6円(160pips)と、
豪ドル円が80円のときの0.8円(80pips)は同じ1%の変動率となります。
変動率のほうが重要!?
私は単純にいくら値動きしたか(変動幅)より、
元の価格に対してどれくらい値動きしたか(変動率)を重視しています
それは通貨ペアごとに証拠金の違いがあるからです。
※国内FX会社利用時
上記の期間の平均価格を見てみましょう。始値の平均価格は、
- ポンド円:160.35円
- 豪ドル円:86.66円
となります。ポンド円は豪ドル円のおよそ倍の値動きをしています。
それぞれの平均価格で、資金10万円、レバレッジ25倍の条件で、平均変動価格の頭から尻尾、つまり1日のトレンドの動きを丸ごと獲得したとします。
- ポンド円:1.55枚で+198pips=+30,690円
- 豪ドル円:2.88枚で+126pips=+36,288円
このように、レバレッジを揃える=リスクを同一にすると、豪ドル円の方が利益は多くなります。
異なる通貨ペアを同じ証拠金額で取引するなら、
実損益は変動幅ではなく変動率に依存するというのが結論です。
ただしこれはクロス円(円が絡んだ通貨ペア)にのみ適用される考え方です。
あらためて上の表を見ると、
オセアニア通貨の豪ドル円とNZドル円の変動率の高さが確認できます。
変動率だけ見ればNZドル円は豪ドル円より優れていますが、
スプレッドは豪ドル円の方が狭いケースが多いです。
おすすめ通貨
はっきり言えばボラが大きいほうがいいと思います。
しかし一概にボラが大きいから●●の通貨ペアがおススメとは言えません。
なぜならボラティリティも一つの判断要素に過ぎないからです。
レート、スワップ、スプレッドなども考慮しなければなりません。
私はほとんどの取引をXMで行っていますので、スプレッドが大きい通貨ペアはあまり
取引していません。(国内よりスプレッドは大きいです→レバッレッジが最高)
私のおすすめは
1位:ドル円
2位:ユーロドル
3位:ポンドドル
XM利用が前提になりますけどね(^_-)-☆
上記で述べたボラティリティに関してですが
XMならボラが小さくてもレバッレッジでカバーできます。
値動きがわかりやすい(リスクが少ない)通貨ペアが最善の選択!
FXで勝ち続けるのは難しいので、負けた時のリスクが少ない通貨ペアが
おススメです!
私は最近、ドル円ばかりという感じです。
国内のFX会社使っている方はボラで悩むことが多いと思いますので
一度、海外FX会社使ってみるのもいいと思います。
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